在日フィンランド大使館の報道・文化担当参事官ミッコ・コイヴマーさんが、自身の生い立ちや子育てを通じて描いた、新しいタイプの子育て本にして、極上のフィンランド・ガイド。
男女平等主義が浸透しているフィンランドでは、子育てももちろん夫婦の共同作業。育休一つとっても、母親休暇、両親休暇、父親休暇とフレキシブルに取得可能です。さらに3年間、女性はいつでも元の職場に復帰を保障されています。
今はそんなフィンランドも、20年前は「父親休暇を取得する男性はクビにしてもいいくらいだ」と企業トップが豪語する雰囲気だったとか。しかし現在では、そんな発言をしたら、発言をした方が職を失う破目に。20年間の間に一体何が?
「それはね、国も企業も、みんなが大変努力したからなんですよ」なるほど。
発刊記念記者会見でミッコさんが語ってくださったフィンランド事情は、実に魅力的でした。
中でも、子どもは騒ぐものと、社会全体が当たり前のように受け入れているというお話しには、本当の子育てのしやすさって、案外そういう社会のありようにあるのかも、と考えさせられました。
(写真はミッコ・コイヴマーさん夫妻。手にしているのが著書。記者会見での一こま。)
「フィンランド流 イクメンMIKKOの世界一しあわせな子育て」
ミッコ・コイヴマー著 かまくら春秋社刊 四六判・並製 216ページ 定価:1470円
posted by Cheergaroo at 15:48|
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